Moca工房


AUDIO

=Z-90=
Stereo Power Amplifier 
6AC5 S Stereo Power Amplifier 
6AC5と言う真空管は、3極管で、
1940年代ごろでしょうか、アメリカで開発され、
ポジティブグリッド管とか、ダイナミックカップルド管などと言われています。
普通の真空管と違い、グリッド電流が流れて初めてプレート電流が流れます。
何か、バイポーラTrのような感じの真空管です。
通常の3極管の2A3などに比べ効率が良いのですが、
カソードフォロワードライブとなるドライバー管に指定があり、
A級動作の場合、ST管では76、GT管では6P5となっています。
この様に動作例に制限があり、設計の自由度が狭いためか、
アメリカ以外では流行せず、効率の良い多極管などの出現で、
いつしか消えて行ったようです。

=ボンネットを外した状態=
OPTのすぐ後ろのGT管が6AC5、
その右に見えるのが、ドライバー管の76、
出力管よりST管の76の方が、立派に見えます。
その前が、初段の12AX7、一番左が整流管の5AR4、
ST管、GT管、MT管と、まるで真空管の歴史博物館の様相を呈しています。

=内部の写真=




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